〜メダカについて〜

 皆さんに一番馴染みがあるのは、日本のメダカですね!特にヒメダカなどは小学生時代に学校で飼育した記憶はあるのではないでしょうか!?メダカは日本だけではなく世界に分布しています。体色の綺麗なものから、変わった形のものまで多種多様です。それでは、簡単にメダカの分類をしていきましょう!

 

 メダカには大きく分けて3種類のタイプがあります。

卵生メダカ…日本のメダカのように卵を産むタイプ

卵胎生メダカ…卵をお腹の中で育てて、いきなり稚魚を産むタイプ。グッピー、が代表例です。

胎生メダカ……同じ子供を産むのでも、へその尾をつけて生まれてくるメダカもいます。

 

 ここでは、卵生メダカについて書いていきます。さて、この卵生メダカにも色々なタイプのメダカがいます。

非(多)年魚…数年にわたって産卵し続ける種類です。

(1)年魚   …文字通り1年周期で世代が入れ替わる。つまり生まれて1年間で寿命がきてしまうタイプ(極端な書き方ですが)

 非年魚は、日本のメダカと同じような飼育方法で繁殖させることが可能です。要は卵を産んだら、稚魚が孵化するまで何もしなくて良いのです。まあ、普通の魚達です。ただ、数は少ないですが、年魚のような繁殖をしなくてはいけない種類もいます。

 では年魚はどうでしょうか?これが変わっています。どうして1年で世代が入れ替わるかを考えると納得出来ると思います。卵を一度水からあげて保管しなくてはなりません(休眠期間)。実際には半乾きの状態といった方がよいでしょうか!?なぜそんなことを???乾季のある環境などに順応していくためです。乾季がくれば、水が無くなります。水が無くなれば魚は生きていけません。古代魚の肺魚のように土の中に潜りひたすら雨季を待つ魚もいますが、メダカはそんな器用なことは出来ません。しかしメダカの卵は器用なのです。乾季が終わるまで卵の状態で暮らすのです。そこで、作られた環境の中では、逆に乾季を作ってあげることが必要になるのです。実際には種類によって異なりますが数ヶ月休眠させます。ただ、乾季を作らずとも非年魚のような方法で孵化する魚もいます。

 ということで、海外の卵生メダカは少し変わった繁殖をしたりする種類もおりますが、それ以外は他の熱帯魚とかわりのない魚達なのです。

 

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