エルバータイを飼育しよう!

 

エルバータイ(ブアラナム)の種については、「飼育魚」で簡単に説明しています。さてこれらを飼育してみたい方について少し説明を書こうと思っています。私の飼育方法は基本的には「初心者応援」に書いてある通りです。それプラスの飼育環境や飼育方法は「好きなメダカ」に書いてあります。以下の飼育方法はKathetysの仲間であれば共通と考えて良いでしょう。

 本題ですが、この種の魚は比較的低温を好みます。よって冬場に繁殖させるのが効率的だと思います。問題は夏場ですが、エアコン管理、水槽クーラー管理をしている人には問題のない(アフィオ種を繁殖させていれば)種だと思います。ここでは私もそうですが、夏場の温度調節が出来ない方への飼育方法のアドバイスとなります。

  と言いつつ、少しだけ繁殖アドバイスを!環境の変化に強いのは成魚より稚魚の方が強いようです。つまりなるべく遅く生まれた子(春先)をたくさん維持するのが夏の暑さに勝つコツのひとつです。また後にも書きますが、夏場の成長をできる限りおさえることもポイントのひとつです。

 通常の温度設定は22〜23℃で良いと思います。もっと低く20℃以下で飼育している方もいらっしゃると思いますが、なんせ夏を越さなくてはいけないので、少し高めで維持をしてあげると良いでしょう。秋の終わりから春先にかけては問題のない飼育だと思います。よって、ここでは夏場の管理方法だけを説明します。冬場の維持や採卵方法は「初心者応援」を読んで頂ければ十分だからです。 

 夏場は我が家で頑張っても水温が27〜8℃になってしまいます。それでもなんとか維持できています。ポイントをおさえればなんとか飼育できていますので興味のある方は是非チャレンジを!

さてポイントとして何点かあげます。

 

 成魚編

1.水槽はなるべく大きいものを使用しましょう!

 夏場で苦しむのが水質の変化です。なるべく大きな水槽(1prで30cm以上)を使用して、水質の急変を無くすようにしましょう

2.底の糞とり、食べ残しはこまめに掃除しましょう!

 1でも書きましたが、水質の急変を避けるために、底の掃除をマメにするようにして下さい。一度に多くの換水も急変のもとです。4分の1くらいの水量を取り替えるくらいで留めましょう。

3.餌は控えめに与えましょう!

 1、2のお助け役です。餌を控えれば水が汚れにくくなります。食べ残しも糞も少なくなるからです。我が家では2〜4日に1度与えています。ただしメスは痩せすぎないようにして下さい。今度抱卵させるのが非常に大変になります。少しポッチャリ程度にして下さい。オスはスレンダーになっていても問題ありません。秋になり水温が下がったからといって、一気に餌の量を増やすのも避けます。徐々に徐々に焦らずゆっくり与える量を増やしましょう。

4.夏場の採卵は避けるようにしましょう!

 採卵するには、それなりの餌やりが必要です。3で述べた通り、餌を控えるため秋または冬までおとなしく待ちましょう。また夏場の高温では産卵してくれなかったり、産卵しても卵が腐りやすくなったりします。このことからも冬場まで辛抱している方が賢明です。

  稚魚、若魚編

なるべく稚魚、若魚で夏越ししましょう!
成魚編と基本的には飼育方法は一緒です。ここでは成魚編と異なるところだけ書いていきます。
成魚より若魚、若魚より稚魚の方が暑さに強いと思います。そこで餌を控えめにして若魚クラスで夏を越すようにすると数が残る確立が増えると思います。ただし成魚と違い極端な餌抜きは良くないみたいです。毎日または1日置き(ゾリアなどの微生物が湧いてないときは毎日)に食べ残しの無いよう与えるようにした方が良いでしょう。うちでは4〜5月に採卵したのが10月で2〜2.5cmほどの成長です。


1.卵は暑くなるぎりぎりまで採るようにしましょう!


前に述べたように、夏場はなるべく小さな個体を飼育したい。そこで最高気温が25 ℃くらいまでは採卵できる限り採卵しましょう。そしてそれをゆっくり育てるようにしましょう。ただし、種親が来年も産卵できると思ったら無理せずに早めに採卵を止めるのも手です。ギリギリまで採卵して水質急変で種親を殺してしまうのも悲しいです。


2.1つの水槽に導入数はなるべく少なくしましょう!


  うちでは3L水槽に5〜10匹ほど泳がせています。ただし飼育方法によって様々な答えが出ると思います。うちの密度でも過密と感じることがあります(と言うか本来は充分過密です)。最初のうちは出来る範囲で一水槽当りの個体数を少なく飼育しましょう。


  と気がついたのはこんなところでしょうか!?多分無意識に飼育しているので、他に気付いた点があれば追記するようにします。長々と文章だらけのページを読んで 頂きありがとうございました。

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