ステップアップ!

 

 本当は本文中に入れた方が良かったのかもしれません(^_^;  まあ許してやって下さいm(_ _)m ここでは、こんなのがあると便利とか、こんな事をすると簡単に維持が出来るとかを思いついた順に書き込んでいきます。参考までに見てやって下さい。

 

1.貝を入れて、水質チェック!残飯掃除!

今回おすすめする貝は、レッドラムズホーンという貝です。他にもたくさんの種類がいますが、働き者で、観賞価値のあるところから選択してみました。お店に行けば百数円/匹で売っています。繁殖は容易ですので増えたら別水槽にも入れてあげて下さい。では、なぜ導入のおすすめか?最初に書いた通り、働き者!要はメダカ達が食べ残した餌を食べてくれるのです。メダカ飼育の上で主食にしている餌は赤虫という方も多いと思います。この赤虫の残りを食べてくれます。勿論ミジンコの死骸なんかもパクパクと(^。^) それと次に水質チェックの目安になります。流れの少ない(止水及び止水に近い)ところを好む種が多いメダカ達の水槽は、底に糞などの汚物、またはバクテリアで分解された亜硝酸などが蓄積されます。流れがほとんどないので、底の方の水は汚れていきます。この汚れを貝は感知してくれます。水が悪くなれば、貝達はきれいな水に向かって移動します。水槽の場合では水槽の上方へと上がっていきます。もし、何度かチェックして貝が底に行きたがらない場合は、水を早急に換える必要があります。できれば、このような状況になる前に水を取り換えた方が無難です。最後に観賞価値ですが、通常に販売されているレッドラムズに観賞価値があるかと言えば・・・ない(-_-;) しかし、非常に真っ赤な個体を長年維持していらっしゃる方々がいます。この方達からいただくことが出来れば、観賞価値のある物となるでしょう。私も頂き物ですが、下に画像を載せときます。いつものことながら、撮影が下手でゴメンナサイm(_ _)m。

 

2.種水水槽について

メダカ水槽を何本か持つようになって維持管理が大変になったり、思うように水の調子が上がらなかったり、こんな事でお困りの方、思い切って種水水槽を作ってみませんか?この水槽を立ち上げてしまえば、維持管理は非常に楽です。また、水質が安定していますので、水の総取り換えでも水合わせの必要はありません。水槽の大きさは、維持している水槽の容量と本数で異なりますが、うちでは3L水槽がメインでアフィオセミオン系ばかりなので、さほど水量を必要としません。また、1本/日の水換えでもローテーションがうまくいきますので、30cm規格水槽1本の立ち上げのみです。30cm規格水槽を数本でメダカを飼育している方であれば最低でも60cm水槽は必要になってしまうでしょう。さて、ではどのように種水水槽を作るか!?基本的にはベアタンク(底砂など一切入れない水槽内には水のみ)に水草をたんまりと入れる。水草はウオータースプライト、リシア、ウイロモスなどを入れとけばいいでしょう。うちでは、ウイロモス、ウオータースプライト、マツモ、etc、です。生体はミナミヌマエビを10匹ほど、それとレッドラムズホーン、アニュレイタスを1ペアです。生体を入れるのはバクテリアの繁殖、維持などもあると思います。とにかく少量の生体を入れて、水槽内でひとつの環境を作りだしてあげることです。だから生体は少ない方がよいと思います。30cmならクロメダカ1匹にヌマエビ2〜3匹でも充分くらいだと思います。これにうちではごく少量のエアレーションをかけておしまいです。60cm水槽であれば、エアレーションのみまたは外部濾過器などを使用しても良いと思います。さて、立ち上げ方ですが、調子の良い飼育水があれば、少しずつ抜き取って種水水槽に入れていくのも良いですし、水道水に水草たんまり入れて、数日循環させて、そのあとに生体を入れてバクテリアが湧くのを待つのも良いでしょう。水が落ち着けば、かなりの透明感のある水になると思います。ここまで出来れば、完成になります。設置場所ですが、飼育水槽よりも高いところに置ければ、ホースで吸い流すだけで簡単に飼育水槽に種水を取り入れられます。とりあえずは私の種水水槽を見て下さい。

毎度のことですが、見にくい画像で申し訳ありませんm(_ _)m 左上の透明なホースはエア供給用ホースです。右上の緑色ホースは種水吸い出し用のホースです。途中にバルブ(弁)を設けていて、水を吸い出すときにバルブを開きます。これによって、いちいちホースを口で吸い出す必要性がありません。

 

3.ピートモスについて

 ピートモス(以下:ピート)は湿地や浅沼に枯れた植物が厚く堆積しある程度の分解をしたもの。石炭生成の初期で黄褐色または褐色をしている。乾燥すれば燃料となり,草炭とも呼ばれる。構成植物がおもにアシ,スゲなどである泥炭を低位泥炭,樹木の落葉などである泥炭を中間あるいは森林泥炭,ミズゴケを主とするものを高位泥炭という。

などと難しい説明もありますが、簡単に言うと植物の遺体が長期にわたって分解・堆積したものです。 Peat(泥炭) Moss(苔)と書きます。

ピートを水槽に投入する事により、酸性に傾きます。成分(フミン酸、フマル酸)が酸性に傾ける役目をしています。

 

使用目的

卵生めだかに使用する目的としては、産卵床(人工産卵場)と産卵促進と水質維持でしょうか。

産卵床について

年魚、非年魚、問わず水槽の底に敷くと、底に産卵します。ただし年魚の場合はピートに潜って産卵するものがあり、種類によっては厚く敷くことが必要。それと年魚は一度水から出すために、水槽にそのまま敷くのではなく、容器に入れて敷くのが一般的でしょう。

産卵床と産卵促進と水質維持について

弱酸性を好む個体が多いので、pH維持や産卵促進などにも使用します。ここで、産卵床についてですが、飼育方法にも記載しましたが、モップでの産卵床を紹介しています。初心者の方であれば、このモップの方法をお奨めします。理由は下にある、「使用方法について」で述べます。また、現在の水槽で問題なく採卵できる方はピートをあえて使用することはないと思います。ピートを使用すると水作りの工程がひとつ増えます。なるべく複雑な工程を避けて、簡単に繁殖を楽しんでいただきたい!これが私の願いです。どうしても魚の調子があがらない、卵を産まない、という方のためにお奨めです。

ピートの選択方法

熱帯魚店で通常手に入るピートが、繊維凝固、赤玉のように土を焼き固めたような粒、濃縮エキス(液体)、てなところでしょうか!?私個人の考えでは、実はこのどれもお奨めしません(飼育方法では扱い安さからセラミックをすすめていますが(-_-;))。一番良いのが極力加工されていない(繊維状)ピートです。特に産卵床に使用することの多いメダカには繊維の長い、しっかりしたピートを手に入れたいものです。卵生メダカを取り扱っている店であれば入手できると思います。

また、熱帯魚店でも購入できますが、園芸店でも購入できます。しかも、かなり安価です。しかし、園芸店で購入する場合には注意をする項目があります。

1.石灰(pH調整用)、肥料などの混じり物がないこと

2.粉末ではなく、長い繊維のピートを探すこと(私の紹介するアフィオであれば)

このことに注意すれば問題はないと思いますが、初心者諸君は是非、熱帯魚店での購入をお勧めします。金額は高いですが(^_^;)

使用方法について

1.購入してきたピートを煮沸します。アクを取る、雑菌を殺す、そのまま使用するには成分が強すぎて逆効果などからです。いらない鍋にピートと水道水を入れて煮込みます。以外と簡単♪煮込む時間ですが、私の場合はピートが1L位で15〜30分位、火をかけます。最近はジャムのビンにピートと水を入れて、レンジでチンしています。

2.火を止め煮汁を捨てます。そして水道水で洗います。何度か洗って茶色い水が出ない程度まで洗います。あまり神経質にならず、だいたいの目安で良いです。

3.他の容器に移しても構いませんし、そのまま鍋を使用しても構いません。とにかく煮出したピートを入れて、水道水をヒタヒタになるくらい入れます。これを毎日、水をお取り換えて、数日置きます。

4.飼育水に使用する場合はさほど神経質になる必要もないですが、あく抜きはしっかりとして下さい。茶色い水が出ますが、これは自分の水換え頻度などを考慮して、どこまで成分を抜くか考えます。こればっかりは経験値です。強いて言えば、pHを測定して、自分の飼育魚にあうところを探すことです。よって、飼育水に使用する際は1〜3の工程を自分なりにアレンジして下さい。そして自分に合う飼育水を見つけて下さい。私の場合は3を省略しています。また、産卵床に使用する場合は、しっかりと成分を抜いて下さい。産卵床に使用するピートで一番良いのは、飼育水(水質調整用)に使用した、出涸らしのピートを捨てずに、これを産卵床に使用すれば一番経済的でしょう!

 

最後に

いろいろと書きましたが、今の飼育がうまくいっているのであれば、けしてピートに頼ることはありません(年魚の産卵床は除く)。あまりにも調子が出ない、産卵しないなどの理由が発生したときに対処のひとつとして考えて下さい。これらの原因は、必ず他にあると思います。それを突きとめることが先決です。あと自分の飼育水なども疑って下さい。種水水槽がない方は、ピートの導入を考える前に、種水水槽の導入を先に考えて下さい。また、趣味で飼育しているメダカ達です。卵の数を多くとることは目的(調子よく育てれば勝手にとれちゃうと思いますが)ではないと思います。であれば、なるべく楽して、その分観賞して楽しんでメダカを飼育しましょう!飼育者本人にゆとりがなければ、うまくいくものも、うまくいかなくなります。

本当の最後に、ここで書いたことは私の経験からです。このやり方が絶対ではなく、色々な方から情報を得たりして自分にあった使用方法を確立して下さい。

今回はここまで、また時間をみつけて作成していきたいと思いまm(_ _)m

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