熱帯魚飼育が初めての方へ

 

 ここでは、超初心者バージョンとして、補足的な説明をさせていただきます。要は魚を飼育したことのない方のための補足説明です。

 さて、ここを読んでおられる方でも金魚は飼育したことがあるとか、いや全然、観賞魚自体を飼育したことがないと言う方など、いろいろだと思います。納得していただけるかは別として、とにかく書いてみようと思います。

 

魚を飼育したことのない方

水、水槽、餌

魚を飼育するためには、水が必要です。その水を入れるために水槽が必要です。水槽の中を見るためにガラスやプラスチック製の透明な水槽が必要になります。水槽、水、魚、この3つがそろえば魚は泳ぎ、しばらくは生きていけます。しばらくは生きる・・・そうです!観賞する為には死んでしまっては困ります。さて次に必要なのは、そうです餌です。

酸素

これだけあれば問題ないだろう!と思うかもしれませんが、実はまだまだあるのです。魚も呼吸をします。私たち人間と違い空気からではなく水から酸素を取り入れます。なら水槽には水が入っているから大丈夫!・・・これもしばらくの救済にすぎません。呼吸を続ければ、水槽内の水には酸素がなくなります。ではどうすればいいの?とその前に誤解している方もいるかと思いますので書きますが、池や水槽の中で金魚などが水面から口を出してパクパクと苦しそうに空気を吸って呼吸しているような姿を見かけたことはあせんか?そう餌をねだる鯉とかとは違う行動の方です。これはけして空気で呼吸をしているわけではないのです。水には空気中の酸素が溶け込んできます。よって水面は多少なりとも酸素があるのです。それを取り込みます。また空気と水を一緒に取り込んで酸素が溶け込んだ水で呼吸をしています。魚は空気で呼吸はできないのです。ただし一部の魚を除きます。魚によっては・・・ここでは横道にそれるので、特殊な魚もいるものだと思ってくれれば結構です。さて本題にもどり、酸素を水に供給するのにはエアポンプで水中に空気を送り酸素が溶けてくれるのが手っ取り早いことです。あとは水草を入れて酸素を供給してもらうのもよいです。そうです、植物に光があたると光合成をして酸素を放出するあれです。ただし、水草も呼吸をしていますので夜(光がない)は光合成ができないので呼吸だけになります。と少し堅苦しくなってしまいましたが、要は酸素の供給が必要になります。

水の状態

最後に魚が生きていくためにもう一つ必要な条件があります。それは水の状態です。水が濁り腐敗臭が漂うなところでは魚もなかなか生きていけません。水をいかにみずみずしくするか!これが魚を飼うポイントです。魚の種によってはきれいな水じゃなくては生きていけない、多少汚れていても生きていける、と様々です。日本の川で言えば鮎はきれいな川、鯉は多少汚れていてもなんて解釈です。では魚を飼育するための水はどこから持ってくるか?普通は水道水を使用しますよね!でもこの水道水は人間様が飲料できるようにきれいにしているのはもちろん、薬品も入っています。なぜ薬品が入っているか?皆様の家庭まで水を送る最中に大腸菌などの菌が繁殖されてしまうのは困ります。そこで、塩素を投入して菌が繁殖しないようにしているのです。この塩素は人間様が飲む分には害はありませんが(?)、しかし魚たちには非常に害があるのです。そこで、まずはこの塩素を除くことからスタートです。中和剤を入れたり、汲み置きした水を数日おいたりして取り除きます。これを取り除いた後は?いや〜きれいな水ですね♪・・・でいい場合もあります。でも魚の種によってすむ環境が違いますのでこの環境に合わせなくてはいけません。これは魚によりますのでここでは書きません。

バクテリア

さて、水をみずみずしくする裏方として(というより主役です)どの魚にも共通していえるのはバクテリアの湧いた水が理想的になります。バクテリアにも善玉、悪玉がありますが、私もそこまで詳しくありません。とにかく善玉に活躍してもらう環境を作りましょう!なんでバクテリアが必要なのか?魚を飼えば糞をします。食べかすが出ます。魚自体からも新陳代謝のためにいろいろと出てきます。これらの落とし物をそのままにしとけば、水が腐ってしまいます。これらを分解してくれるのがバクテリアです。ここまで分かればもう大丈夫ですね!?あとはメダカの飼育方法にある水の作り方などの説明を読んでくれれば具体的なことが書いてあります。ただし、上記の説明はあくまでも最初の最初です。ここでは熱帯魚と言われるだけあって、金魚たちのように日本の環境に順応しない魚たちです。他にも揃える物、知らなくてはいけない事があります。次の項目もちゃんと読んで下さい。

 

金魚などの魚を飼育したことのある方

 先に言います。けして金魚をなめているわけではありません。ただ、金魚や日本のメダカなどは結構飼育されている方が多いのではと思い、例をあげただけです。金魚も飼育すると奥の深い魚です。私もランチュウにはまった時期がありました。

 さて先にも書いたとおり、ここでは海外メダカのサイトです。一般的に熱帯魚と括られています。金魚や日本のメダカと違い日本の四季に順応できるメダカたちではありません。では何が必要か?水温を維持する設備が必要です。メダカの種によって好む水温は違いますが、やはり加温設備があることにこしたことはありません。マンションなど気密性に優れた建築物には必要ないこともありますが、安全を見て設置するのがよいでしょう!加温設備といっても大したことではなく、冬場の寒い時期にメダカの最適温にするためにヒーターとサーモスタットを使用するだけです。ヒーターは水温を上昇させるものです。サーモスタットは水温を維持してくれるものです。設定水温に達するとヒーターをOFF、設定水温より下がるとヒーターをONに自動で制御してくれます。よって、ヒーターだけだと水温は上がり続けてしまいます。現在は一体型や水温固定ヒーターなど色々あります。また夏場の暑い時期も冷却させて水温を維持していきたいです。寒がりでもあり、暑がりでもあるのです。冷却で一番簡単なのは室内用のエアコンを24時間使用しているのが簡単です。これは加温にも同じことがいえます。ただし電気代がバカにならない!・・・ごもっとも!加温用のヒーターなどは数千円で手に入れられますが、冷却用のクーラーなどは水槽用で数万円もします。こんな設備投資をしてもよい!と言う方は別ですが大抵は気が引けてしまうものです。そこで簡易的な冷却が扇風機です。小型の扇風機があれば水温が下がります。あとはコンパクトタイプで水槽用のファンも売っていますが、ちょいと高めです。でも数千円ですが!なぜ扇風機で水温が下がるか?それは気化熱を利用しているからです。水が気化するためには熱が必要です。と言うことは風を送り、水を蒸発させれば熱も一緒に持っていってくれるのです。簡単な説明でごめんなさい。ただし、部屋の湿度が高いと気化率は悪くなり水温は思ったほど下がりません。それと湿度などにもよりますが、水温は下がっても気温のマイナス1〜3℃ほどだと思って下さい。メダカの種にもよりますが低温を好む種でなければ30℃未満、欲言うと27℃以下にしときたいところです。それと水を蒸発させるわけですから水の減り具合には気をつけて下さい。ちゃんと水の補充をして下さい。

   基本的にはこの水温の問題以外は変わらないと思います。ただし、一般な金魚を飼育しているより水質に敏感なところがありますがここでは省かせていただきます。

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